青森の旧南部のくにへ

24~25日、県町村議会議長会の研修視察で八戸地方に滞在。現在は青森ですが、藩政時代は津軽ではなく南部が支配していた八戸。なるほど盛岡からすぐですから、新幹線の車内からでも支配が南部の下にあったのがうなずけます。

24日は、議会基本条例制定後の六戸町議会の活動の様子をお聞きし、25日は八戸市の複合施設を拠点とする街の活性化策について学んできました。

往路にみる岩手山は、「万年雪」もあるわが鳥海山ほどではないものの頂が新雪でかすかに白くなっています。六戸町も八戸も、雪が少なく日照時間の長いことが特徴の地域ということですが、そういうこともあってでしょうか、刈り取りされない稲田が秋田よりも多いと感じられました。

畑には長芋やゴボウなど地中深く育てる根菜類が多く、この地方の土壌がそういう作物に適していることも見てとれます。町にある道の駅の直売所では、野菜やお米のコーナーに足が向きます。土地の銘柄玄米が30㎏で8,600円、やはり今年のお米はいずこでも高め設定となっています。

十和田市への度々の私用行きなども含めて以前はよく通った八戸ですが、市政のなかみを勉強できる施設などをおとずれたのははじめてのこと。三社大祭など市の方々が他に誇りたいものはいっぱいあるようですが、国立公園の「種差海岸」は、多くの文学者に愛された「花の渚」として誇りの真っ先にあげたいようです。いつか、一度訪れてみたいものです。

八戸ポータルミュージアムはっちの中でとくに目をひかれたのは、えんぶりの姿の和紙人形と、保育のスタッフが常駐するもとで乳幼児連れの母親たちが気軽に立ち寄れるコーナー。

秋の収穫作業がまだ終わらないなか我々のために時間を割いていただいた六戸町議会の円子議長さんをはじめ議会のみなさん、八戸市まちづくり文化スポーツ観光部八戸ポータルミュージアムはっちの副館長下斗米さんとガイドのみなさん、いろいろとご教示ありがとうございました。