山里と谷は燃える秋

雨天の日曜日にながめた黄・紅葉の村です。

村の人里近くの紅葉名所を先日3箇所ほどあげましたが、よく振り返ってみれば4つ、5つ、6つ、7つ、8つ、9つ~などと、これまで何年も紹介してきた見事な場所がもっとたくさんあることを記さないでしまいました。新緑の春紅葉が映えるところは秋の紅葉も美しいといえます。

そのうちのひとつとして欠かせないのはビューポイントや谷地橋周辺からの、黄・紅葉と清流が織りなす風景でしょう。

紅葉としてはやはり際立つわがたんぼ脇の崖から連なる川通り「硯滝(すずりたき)」周辺もよく色づいてきました。

そしてなんといっても名所中の名所は合居川渓谷の「いずくら」です。22日、近づく台風21号と秋雨前線がおよぼす小雨模様のなか、「いずくら」の真正面に霧の中で立ち止まりました。

流れる霧が晴れると、一瞬息を止めてしまうほどの景色が眼下眼前に途切れ途切れであらわれます。谷は予想より早くもう真っ盛りの錦模様。家からほんの10分近く、車道からこんなにたやすく絵画のようなすばらしい断崖渓谷の紅葉美をながめられます。そういう時です、山里に暮らすありがたさをふと思ったりするのは。