おととい、各種キノコの原木栽培経営をしている同僚議員のT氏から「サモダシ、おえだぞ」の声をお聞きしました。キノコ栽培長年のプロですから、やや腐植した栽培用のほだ木にでも発生しはじめたのでしょうか。
今日は伝統の増田の宵祭り花火、明日は祭り日。「増田のおまづり、けば、秋キノゴ、おえはじめる」といわれてきましたから、明日の「町の日(町の朝市)」や村の直売所には、秋キノコのはしりたちが顔をならべるかもしれません。
我が家のそばでも、およそ一月近く秋風に触れ続けていたハタケシメジの菌が土を盛り上げ、本番の顔を次々と見せ始めています。今年はめずらしく6月から顔をだし続けていたここのハタケシメジ。やはり、旬の季節の株かたちはご立派です。
名にはハタケという字がつきごく普通にどこにでもあり、味もごく普通のように思われるキノコの仲間ですが、どうしてどうして、出会える機会はそんなに多くはなく、また味もホンシメジと同等か、私ならばそれ以上とも感ずるほどの高級キノコです。何よりもうれしいのは美味であるとともに形と株が大きく発生量がとても多いこと。これから晩秋まで、今年もどんなに見事な株を見せてくれるのか楽しみです。
▼厚生連雄勝中央病院の運営委員会がきのうひらかれ、管内の首長や議長さん、JAの役員さんたちとともに出席。
協議などで話題の中心になるのは、いつも医師の確保課題と地域偏在。人には、居住地選択の自由、職場選択の自由がありますから、大前提のそれは別の次元のこととしてとらえるとします。問題は、それ以外に偏在を生む原因がもしあり、その原因を解決するためには政治の関与が必要とすれば、これは国の医療政策を根本から見直さなければ偏在は解決しないということでしょう。人口の一極集中も同じ。地方や地方のなかのさらなる疎の地域には「市場経済」の論理を越えた国家全体の政策誘導、財政支出がなければ根本的な人口偏在は克服できないと思われます。
地方への移住定住対策と同じで、我々は自治をまもり発展させるうえで自分たちでできる方策には最大限の努力をします。しかし、人口減少や地方の疎の根本には国の政策という最大の課題が原因として横たわっているものであり、そこから目を離せば、狭い範囲での「獲得論」に終始してしまいます。根本は国政にあり、です。