決算特別委員会予定より早く終わる

議会事務局提供

議会の決算特別委員会がきのう開かれました。審査は2日間の予定でしたが、きのうですべての審査を終え、平成28年度会計はすべて委員会で認定となりました。

議員の監査委員と私をのぞく8名で構成される決算特別委員会。自分が委員会の構成員として初の決算審査にのぞんだ頃からの、議員と当局が交わした当時の質疑応答の様子を思い出しながらきのうの審査を見つめ、決算書や、充実した主要事業の成果説明書などのページを繰りました。

▼秋田朝日放送報道制作部・記者Sさんなど三方を、キノコのハギモダシ取材で1日にご案内していて、それが過ぎた4日夕べの番組で放送されました。新聞の番組欄では「ピンクの異形キノコが村民の大好物!?現地へ」となっていました。これを目にしたこちら、なるほど、読んでもらう、視てもらうためには人の目を引く注目される「言葉」づかいが必要。この場合だと、ピンク、異形のキノコ、村民の大好物、の3連弾言葉がそれなのだ。関心を引くための言葉の用い方、こういうのは勉強になるものと、まずは感じた次第。

ところで、今回紹介したキノコはハギモダシ。例年ならトビダゲ(トンビマイタケ)と同じように8月始めに顔を出し始め9月始め頃まで食べられるキノコ。図鑑やガイド本では、ちょうどそれと似たキノコとして、ハナホウキタケとかベニホウキタケとかをあげ、これらは「毒キノコ」として紹介されていることはこのブログで何度も紹介してきました。

そういうこともあるので私は、あるいはわが家系筋は、江戸の頃から食してきたというこのキノコを今はいちいち図鑑、ガイド本などに載せられている名前をつかわず、あえて「ハギモダシ」として紹介することにしています。なぜなら、わが家系筋は江戸の昔からこのキノコを食べていて、子供からお年寄りまで誰も、一度も、毒とされる症状を体験したことはなく、採ってきてすぐに大量においしく食べ、また塩蔵してもおいしくいただいてきているからです。それは、今も同じです。

もしかしたら、私らが食べているこのキノコはハナホウキタケという種とは別種なのかもしれません。同じキノコでも、体質、採れた場所、健康具合、年齢などのちがいによって「毒」症状が出ることもあると記すガイド本もありますから、それも確かに毒扱いするひとつの論拠とはなるでしょう。ピンクのハギモダシは、採り慣れ、食べ慣れている方々なら見分けは簡単なのですが、経験の浅い方にとっては食毒の判定がむずかしい(とくに老菌になると色あせて毒種とまちがえる)キノコですので、食べる人の数も少ないと思われます。ましてや市販となれば、ごくごく限られた地域での流通となっているようです。

さて、そのハギモダシ。取材スタッフのみなさん3氏にも採ってきてすぐに簡単調理し食していただきました。まだ、毒症状があらわれたというお話を聞いておりませんから、わが家系筋の人間だけに特別にこのキノコへの免疫がはたらいているわけではなく、ハギモダシは、どなたが食べても安全の太鼓判を押せる食茸であることは間違いないようです。