ナラ枯れ広がる

ナラの木を、根からこずえまで丸ごと枯らしてしまうナラ枯れ病。村でも年々その病におかされる林が広がっています。8月、9月は、春には芽吹き梅雨時までは生きていた被害木が死をむかえる時で、村の里山のあちこちに、紅葉の時期でもないのに不自然に葉っぱを枯らした病木が目立つようになります。

被害の規模が広範囲なのは、湯ノ沢~滝ノ沢~平良の南向き斜面の山々。滝ノ沢地区などは、一区画のナラ林のほとんどが枯れ木の山と化しているように遠くからは見えます。横手市方面へ、そして岩井川、椿川へと、成瀬川筋の上下流域に年々被害木の数が増えています。ナラには、この病を防ぐ免疫機能がなぜはたらかないのか、菌の猛威には驚くばかりです。

▼例年よりやや稔りが遅れ気味の今年のたんぼ。稲穂の傾きは進んでいるものの、稲田を「黄金色」と呼びはじめられるのはもう一週間ばかり先になる様子。山のキノコたちもそうですが、今年は「遅れ」がいろんなところにみられるようです。

▼今日から村議会9月定例会議が始まります。様々な日程調整の関係で、例年になく早めの開会となりました。個人、団体でなど、傍聴にぜひお出でください。