連日の雪解け濁流へ

これからは、所用で村内をめぐれば、なんらかの花たちと出会え、その種数も増えます。

週末に出会えたのはショウジョウバカマの蕾。少し寒めでしたのでこんな状態ですが、今日あたりは満開となるでしょう。

先週から村は本格的な雪解けシーズンとなりました。その証がよく表れるのは成瀬川の様子で、川面はもう連日の濁流渦巻く流れへと変わっています。

仕事部屋の障子張り替えで戸をはずしたら、成瀬川は冬の清流とは比べものにならないほどに流れの幅が広がり、瀬は波立ち暴れています。カジカたちもタマゴをかかえておなかをパンパンに膨らませ産卵にそなえているころでしょう。

きのうは、一年つとめた部落神社別当役の慰労会へ。すべてはじめての別当役で勉強になったことがたくさんありました。そして初めてだけに「これは改善しなければ、これは担い手をつくらねば」という気づきもいくつかあった一年でした。

どんな組織体も、新鮮な改革への気づきがなければ、よくいわれる「前例踏襲」ということになりがちです。いい前例はつづけるべきですが、変革すべきこと、着手すべきことはすぐに改革にとりかかることが必要ということを感じた初役柄の一年でもありました。

雪解け、春の農作業はじまりとともに、村の祭りの春が今年もやってきます。村のほとんどの部落神社のお祭りは春。秋祭りではなく春に祭りが集中したのはどんないわれがあってでしょう。豪雪の土地は全国的に春祭りが多いのでしょうか。祭りの歴史を知らないだけに、これも私の不思議のうちの一つです。