雨水が近づけば春近しを感じます

寒の季節を経て、家々の軒下につるされていた凍み大根がちょっとした風にもプラプラ揺れるようになりました。これは水分がほぼ脱けきり完成食品に近づいている証です。

まだ週間予報に雪だるまマークはならびますが、我が家北側の鯉の棲む雪消しエド(池)も、水の色が心なし春色に感じられます。それもそのはず、まもなく雨水です。

私たちは、各地に雪祭りがおとずれそれが終わる頃になれば「まず、大きな雪降りは落ち着いた」ととらえます。それから幾たびかの暴風雪があっても、陽光、地面、水、風、草木や生きものたちの色と気に春を少しずつ感じ取るからです。

村とさほど変わらぬ緯度にあって二十四節気の季分けを考えた大陸・中国の都市も、雨水の頃になればきっと春のいぶきが気の流れに感じられるのでしょうね。