▼予報で、「晴れの日はこの先しばらくなさそう」と知った後の先の休み日、「ターザンやるとこへ行きたい」と童が立ち寄り、自宅前の河川敷でいつものおつきあい。
▼以前からやりたいと思っていたらしく、この日初めてカンジキを履いた童は大喜び。歩き慣れないとなかなか足は前に進まないものと予想していたら、そんな心配はご無用で、どんどん雪原を歩き走る童。
▼先週はおだやかな天気が続き、厳冬の2月を忘れさせてくれるような
日々。その日も晴天で外気温は7℃まで上がりましたから童にとって外遊びはうってつけ。
▼この河川敷は、ややくたびれた時の私の気分転換の所でもあり、童にとっては大きな公園みたいなものにみえる所かも。岸辺のネコヤナギも外の殻を脱ぎ始め、初春を象徴する姿かたちになっています。
▼河畔林の雪や木や蔦を相手にいつものようにふざけあい、これもいつものように湧水わきのくぼ地に緑をひろげるノゼリを摘みあい、淵の水辺では成瀬川に棲みついているらしい写真(手倉)の白鳥たちがこちらの淵にもおとずれて身繕いし残していった羽毛に喜んだり、真冬のカジカともつきあっていただきました。
むかしの童なら冬のカジカは捕るも楽しみなら食べるもお目当て。焼いてもらって脂ののった冬の珍味を家族みんなで楽しんだのですが、今の童は「冬のカジカかわいそう、川に返そう」です。
▼カジカはしばし雪と水辺で童と遊ばれた後また川へ戻され、春の野の香り漂うセリは早速食卓にのぼり七草気分をいっぱい味わいました。
▼こんなふうにして春の気分が長く続いたところへ昨日からの猛烈な寒気で家もフギ(吹雪)に覆われブルッブルッと寒そう。プラス7℃の世界からいっきにマイナス8℃、15℃近くの気温差をみるのですから、三寒四温、立春過ぎの2月はまだまだ油断なりません。