臨時会議、冬囲い、大掃除

冬支度に手をかけつつ、11日は午後から議会の臨時会議。

大字田子内地区につづき、大字椿川地区(手倉~大柳地区)ですすめられている簡易水道工事施設は来年度で終わる予定。国の交付金が当初予算どおりとならないため工事内容の調整が必要となり、請負契約額を減額変更とする案件がふたつ。加えて庁舎改修の予算追加1,500万円などの補正予算案が審議・可決されました。

椿川地区の水道施設更新が終われば、残る岩井川地区の事業が切れ目なくすすめられ、村全体の更新がなされる運びです。

▼12~14日、「この間にしかできない」ということで、妻に休みをとってもらい、家屋の冬囲いなど冬支度にとりかかりました。作業箇所が多いので囲いも手間がかかります。

cimg7852-1cimg7848-1cimg7850-1それと同じように時間を要するのが、春~秋の間、あっちにひとつ、こっちに一つとためておいた「各種くらし用具」や越冬用野菜などの片付け。「あとで、あとで」といろんなものを隅に寄せていますから、「あとで」の初冬は積み重ね物、寄せ置き物でいっぱい。雪解けの春と同じで雪国は11月も片付けの時。これは大掃除みたいなものです。

ところで、冬囲いにとりかかろうと積み置いている材料を取り出そうとした妻が「あっ、柿がある」と声をあげました。そばにある柿の木からほにゅう動物が口にくわえてここまで4個の柿を運んだのでしょう。昨年もありましたから同じ個体の仕業。熟して食べようとしているのでしょうか、なかなかの知恵者のよう。ハクビシンかタヌキかテンかな。

cimg7476-1cimg7474-1▼わが家裏手すぐの里山にあるクマの冬眠穴とみられるミズナラの根穴です。毎年使われるとは限りませんが、古い穴ですので、これまでこの穴で冬を越したクマもいるでしょう。中はかなりの広さで、こちらが寝袋を持ち込んでゆっくり足を伸ばして冬眠できるほど。11月も半ば、クマはまだまだ活動真っ盛り。今年は里山のドングリが豊作でしたから、この時期は深山よりもむしろ里山のナラ林にたくさんのクマが集中しているはずです。

深山ではミズナラ大木の根元に落ちたドングリやナナカマドの実などでも食をとっているはず。雪がとけなければ、ドングリを食べた跡や、足跡が雪上によく見られるのもこの11月~12月、根雪までの間です。雪国で正確なクマの生息数を把握するうえでは、春の残雪時よりも冬眠前の雪がある初冬の季節が最も適していると思えます。多少の雪なら山々を縦横断する林道を車がまだ通れますから、移動するクマの個体別をかなり正確に確認できるからです。落葉で林がすっきりのナラ林、クマが集まっていますから注意を、です。

cimg7470-1その穴のそばに、季節外れの花がぽつんと一輪。春真っ先にブナ帯の尾根に多く咲くチヂザグラ(土桜・イワウチワ)です。時季外れの花咲は植物によく見られますが、秋に咲くイワウチワを目にしたのは私は初めて。これは、何か、いいことがあるのでしょうか。