9月定例会議がきのう終わり、教育長(鶴飼孝教育長)選任同意案をふくむ全議案を可決、認定、同意し散会となりました。一般質問の通告締め切りを行政報告の翌日正午までととりきめしてからの最初の会議でした。そのため会議期間はやや長くなりましたが、全体としては差し障りがなかったようで、まずは「よかった」です。
▼昔から、「15日の増田のお祭がくれば、町の日(市日)にミャゴ(マイタケ)出る」といわれたものです。それから数日経っての彼岸入りとなれば、村の深山ではミャゴ(マイタケ)採りが本番の季節となります。
そういうわけでこの連休は、マイタケ採りで今シーズン最初の山入りの方々が多かったでしょう。まだ時期がちょっぴり早いですが、こちらも、通い慣れた30本ほどの高樹齢ミズナラの根元へ向かいました。
すでにマイタケの出そうなナラの木の根元は人の踏み跡が多し。めざしたナラの巨木がある尾根にも、先行のキノコ採り大先輩(プロを上回るほどのアマ)らしい姿が林越し遠くにみられます。
先行がいたら可能な限り山入の方向を変えるのが暗黙の礼儀。予定を変え、別の沢と尾根に入り、歩いて、歩いて、やっとめざす巨木の根元にたどり着くと、マイタケとしてはそんなに大きくない3つの塊がきれいな姿で見られました。
このミズナラからはほぼ毎年のように山神様からの贈り物をいただいており、なんともありがたい巨木です。「マイタケ採り」という覚悟で山入したこちらにいわせれば収穫量はほんの少しですが、まだ虫もつかず、よく成長した食べ盛りの塊です。頃も彼岸入り、エモノゴ(芋の子・サトイモ)、セリとあわせて3つの中秋の初物をいただきました。
前述の大先輩は、いい塊をかなり採られたようですが、こちらが歩いた範囲でのこの日の収穫はわずかにこの木一本だけ。過去にいっぱいいただいたことのあるほかのどの木にもマイタケの姿はゼロ。発生時期が遅れているのでしょう、もう少し日を重ねてみなければ今年の作柄判断はできないようです。
アガキノゴ(サクラシメジ)やシトリテデ(ウラベニホテイシメジ)、フジミャゴ(センボンシメジ)が顔を出しているはずと、里の山にも入りました。サクラシメジはこの山ではどうも極端な不作ぎみ。
センボンシメジがかろうじて3塊見られ、枯れた細いミズナラにカノガ(ブナハリタケ)、ウラベニホテイシメジも3本と、深山の小さなマイタケ3個をはじめ今回は3が妙につきまとう山入でした。