村議会の7月臨時会議を22日に開催、秋田栗駒リゾート(株)の平成27年度経営状況報告、簡易水道更新施設の請負契約案件3件、国保診療所会計の補正予算1件を審議。原案どおりの可決とされました。
リゾート(株)の27年度総売上高は4億240万357円。内訳はスキー場約4235万円、須川温泉の栗駒山荘約1億8684万円、ホテルブラン約1億2342万円、パークゴルフ場約522万円、堆肥化施設約28万9千円、受託収入4212万円。
営業外収益が主に雑収入などで1500万円。
販売費一般管理費が約3億935万円となり、税引き後の当期純利益は約1792万円の黒字で、累積の純利益は約△7682万円へと減額されました。費用の中で最も大きいのはもちろん従業員給与で、約1億3561万円となっています。
議会後には、村の食肉加工センターの運営などについて、指定管理者の(株)羽後の國ファーム側から当局と議会合同で若干の報告を受ける時間がとられました。センターの稼働は始まったばかりですが、議員側からは、雇用の安定した確保が計画どおり進むようにという期待・要望の声があらためて会社側へ寄せられました。
請負契約案件は、いずれも大字椿川地区に建設されている簡易水道更新工事の施設で、今回は施設の要とされる膜ろ過処理設備工事が1億2744万円で仙台の理水化学株式会社へ、高区配水池築造工事が7700万4千円で岩野・大橋特定共同企業体へ、低区配水池築造工事(作業用道路工事も含む)が1億119万6千円で横手水道・鈴木建設特定共同企業体と契約するものです。
▼議会を終えた22日・金曜日は、午後に週末の所用で村内をかけ回り、夜11時半に自宅を出て焼石岳に向かいました。天気や気圧配置(太平洋側に雲海がたなびく気圧)、行事予定をみて、「ご来光と花を拝むなら、この日しかない」と急きょ判断しての山行です。
花は夏真っ盛りのステージにはもう一週間ほど必要という具合でしたが、それでもハクサンフウロやタカネツリガネニンジン、トウゲブキ、ミヤマリンドウ、ミネウスユキソウ、キンコウカ、クルマユリ、それに初夏の花のハクサンイチゲやコメツツジ、ハクサンシャクナゲ、ウサギギクが、遅咲きの花名所では盛夏の花と同居咲きしています。
ご来光は、念願かなって雲海から昇る景色を拝むことができました。雲の海からの日の出を拝んだのは富士山頂で以来のこと。岩手山、早池峰、それに五葉山でしょうか、頂を雲の上にみせる奥羽や北上の山々、朝日はずっと北寄りの早池峰山と思われる頂のやや南側に顔を見せました。後に、息をのむほどに心が躍ったご来光の様子を記したいと思います。