午後になったら空の青さがやや多くなりました。雪消えの遅い湿地にはヒナザクラやイワイチョウ、それにハイマツの緑と岩に調和するサラサドウダンがまだ花を見せます。権四郎森(南本内岳)につながる登山道の一部はまだ残雪の下。
キヌガサソウやサンカヨウ、シラネアオイに注目し、ほかに目についた花をひとつひとつカメラにおさめました。花の名前など、もちろん私にはわからないのがいっぱい。
いまでもこんなに花が多いのですから、夏本番になったこのあとの焼石で花の種類が一番多いと思われる時などは、私には名の知らぬ花があふれています。花図鑑を引けば名はあげられるでしょうが、まちがえば失礼ですし、誤解されれば迷惑をかけますので写真だけにしておきます。(これまでも、動植物での説明でまちがいはいろいろあったと思いますので、ご容赦を)
山歩きとは不思議なもので、同じ登山道でも下り目線だと、またちがった魅力が楽しめるもの。趣のちがう花景色をながめながら焼石沼にもどり、ふたたびリュックをおろして小さな楽天の地に腰掛けです。