土曜日は早朝5時から、たんぼ用水路のヘギブシン(堰普請・共同掃除作業)に繰り出しました。
ここの水路は生活用水や道路消雪もふくめて一年中通水しています。各種事業で改良が繰り返されてきた水路でもあるために昔のような時間と労力を要さずに掃除作業を終えることができます。雪崩などの影響で破損している箇所もあり、そこは中山間地直接支払制度など、山間農地を保全する関係事業で対応してもらうことになります。
この普請が終われば、およそ一年ぶりにたんぼへ水が通され代掻きへ。山里は瑞穂のくにらしい水鏡の田園風景へといっきに姿を変えます。
用水路の作業を終え、今度は部落の神社へむかいました。この日は宵宮です。別当役一家、男も女も繰り出し、幟旗立てやしめ縄飾り付け、社殿の掃除、そして宵宮祭事と8日の本祭典、終わっての後仕舞いにあれこれと精を出しました。
みなさんまったくはじめての別当役として慣れない作業に終始。「ああだ、こうだ」とやり直しをなんども重ねながら、先日のしめ縄つくりと同じでなんとか祭りをむかえるかたちだけは整え当日をむかえました。
一同、「今度は、こういうモノを準備して、ここは、こうやればいい。女性の存在や意見をもっと考えた関連施設整備も早急に必要」などと、作業を重ねながら様々な教訓が語り合われました。
晴天強風の下、3つの親子会と青年会の計4つの恵比寿俵奉納や神輿の奉納も行われ、祭典はめでたく終了。強風から幟旗をまもる作業を幾度も繰り返すなど思わぬ天候の日となりましたが、別途役当番としてはもっとも柱となる祭事をまずは通過しました。村内はそれぞれの集落の春祭りがほぼ終わりに近づき、祭りが過ぎれば春の農作業もいよいよ本格化です。