過ぎた週末からきのうにかけては、水稲の種まき作業がピークとなったでしょう。
我が家では、豪雪で育苗ハウスを損壊させてから苗作り作業はやめていますので、この週は、これからの農作業準備などにちょこまかと動きました。それに、合居川と南本内川の境に位置する蟻巣山(1162㍍)まで岩手県境との尾根歩きに少し足をむけたり、合間に童との外遊びで過ごしたり。
土、日曜と好天に桜の満開が重なり、県内の桜の名所はいずこも花見でにぎやかだったようです。気温があがり、村内では、梅も桜もほぼ同時咲き。我が家前の城下公園も花と萌えたブナがいっきに見ばえよくなりました。
たんぼがある河岸段丘の台地も、母の実家のゼンマイ畑や家の裏にある沢筋の畑も、カタクリやチャワンバナコ(キクザキイチゲの仲間)が真っ盛り。ショウジョウバカマやエンゴサクの仲間も満開。桜でなくとも風情あふれる「花見」が山里では楽しめます。
里の地面や河原の柳はいっきに緑を増し、里山のブナも芽吹き前線を高所へと勢いよく上昇中です。春本番への草木の衣替えも瞬く間に中盤にさしかかり、これからナラなど遅れて芽吹く木々がほんわりと白緑になれば、里山の萌えの季節はまもなく終わりとなります。
河原、たんぼ、公園と、童たちは、暖かい春の陽の下、花、緑、水、冬眠あけの生きものたちに遊んでもらったりで、なんだかんだとおおはしゃぎ。満足の休日となったのかな。