直下型地震をふくめ過去に何度も大きな地震を体験した私たち、その当時を思い出させる震災が今度は熊本地方で発生しました。亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災されたみなさんへの心からのお見舞いを申し上げます。
この地震が真冬の豪雪地帯で深夜に発生したらどうなるか、震災の都度、私の頭をめぐるのはいつもそのことです。県内の自治体では、冬の震災にそなえた避難訓練を行うところも出てきましたが、行政、各機関、各地域、個人が、厳冬期の震災に即対応できる諸々の現実策に今から備えておかねばと、あらためて感じました。ここは地震列島を忘れずに。
▼成瀬ダムの国道付替2号トンネル工事が今年からはじまります。この工事にあたる建設会社の支店部長さんたちが、昨日役場を訪れました。すでに現場所長の方の訪問も受けていますが、今回もあらかじめ議会にも来訪連絡がありごあいさつを申し上げました。
「今冬は、わが村とならぶ国内最大の豪雪地帯、新潟、長野県境の雪が少なかったので、役場所在地や人里集落の積雪ではわが村がもしかしたら国内最大級であったかも。それも例年よりはるかに少ない雪で」と、そんなことを念頭に置きながら、工事関係者にとっては関心があるうちの一つでしょう雪についてなどで言葉を交わし合いました。
平年よりはるかに少ないその積雪でも、工事現場周辺の残雪の多さはみなさんの想像をこえたようです。トンネル工事ですから仕事は地の中、雪は外の世界のことでほとんど支障はないでしょうが、彼らがはじめて過ごす本格豪雪の村、ラニーニャ現象が予想される今後、果たしてこんどの冬の雪はどうなるかです。
▼5月19日に予定される契約案件などでの臨時会議、6月8日開会予定の定例会議などの日程案もほぼ当局側と折り合わせ済み。それらの議会日程を頭に積みながら、会議運営に関する改革内容などを詰める運営委員会がこの26日午後に開催されます。
▼累計降雪量が少なかった分、わが家のたんぼの雪解けも平年よりはるかに早くすすみ、残る雪は畦際に少しというところまできました。
たんぼへ向かう道路は、自然融雪を待っていては農作業に間に合わないほどの吹きだまり。村によってそういう農道などは除雪されますが、雪が少ない年でも、まだわがたんぼ脇の道はこんな雪の壁です。
その雪の壁の上にはバッキャ(フキノトウ)が真っ盛り。どこにでもあるバッキャですが、思わずカメラをむけたくなる、そんな魅力的な見目形のバッキャにはなかなかであえないものです。これなど、魅力度はBクラスかな。