議会を終え、卒業式、巻き狩り

村議会3月定例会議は11日に終了し休会。当初予算案や過疎地域自立促進計画案など提出議案はすべて全会一致で可決されました。また審議された陳情3件のうち、2件は採択となり関連する意見書が発議され可決。平和安全保障関連法の廃止を求める陳情は趣旨採択となりました。

CIMG2481-1CIMG2486-1CIMG2487-1▼ひとりひとりの人生に大きな影響をおよぼすであろう義務教育、その課程をすべて終えたわが村の中学生たち25人の卒業式が12日に行われました。

在校生の席に並ぶ1年生の姿を目にして、わずか3年間、あっという間にこれほどたくましく成長された卒業生のみなさんには、毎年のことながらほんとびっくりです。

毎年の卒業式で感ずるのは、それぞれのクラスの特徴というか、個性というか。クラスの人数や男女比などの関係もおそらくあるでしょうが、卒業式は、「クラスの顔」みたいなものを強く感ずる日でもあります。その特徴は、私の言葉では簡単には言い表せないものですが、祝賀会もふくめみなさんのすてきな笑顔がとっても印象に残っています。

卒業生のみなさんは、昔ならおおかた元服の年齢。これまでなら20歳が大人でしたが、彼らも18歳になれば高校生で選挙権を有し、いわば大人の最大権利のうちの一つを得ることになります。子供をどうみるかということでは、人類が築き上げた気高い理想をかかげる「子供の権利条約」は、子供の定義を18歳未満のすべての者としていますが、もう3年たてば自分の意思で政治参加できる参政権をかれらはもつ大人となるのです。

大人と子供の表情が入りまじった独特の15の春の姿。わたしらの当時は、この15歳で1人の労働者としてクラスの大半が世の中に出ていきましたが、若さというものはいつの時代もはじけるような輝きにあふれているものですね。

CIMG2582-1CIMG2583-1CIMG2585-1▼きのうは村猟友会恒例のノウサギ巻き狩りに招かれました。今年は、ノウサギ料理を囲む懇親会だけでなく、久しぶりに写真と運動をかねて狩りの山行きにも同行させていただきました。

狩りを終えてのノウサギ鍋。この鍋の味は会員の経営する村の宿でなければ出せない究極のジビエ料理。「ノウサギ鍋と雪国のジビエ料理ではおそらく日本で最もおいしい味」と村の猟友会員が誇りをもっておすすめできる、骨付き肉鍋、ロースと肝臓の刺身、腸の塩辛、その美味しさを、申し訳ありませんが視覚だけでごちそうになってください。巻き狩りの様子は後にご紹介いたします。