過ぎた5日と6日、わが家裏手の土手で、ヤマドリが食事をしながら動いている瞬間を偶然目にしました。しかも、前日は雌、翌日は雄です。
尾羽が見事で、首筋の輝きをはじめ羽毛全体もまことに美しいオスヤマドリは、「いきもの姿を写真に」と思っている当方にとっては、とってもうれしいお相手。
雪消が進み土肌が少しあらわれた斜面は、彼らが雪の季節の絶好のえさ場として近づきます。土が出ていればヤマドリの羽毛は保護色のようになりなかなか目につきにくいのですが、こちらの生き物をとらえる眼力はまだ健在のようで、車を走らせていて木の根元に「ん、何かいる」と止めてよく見つめたらヤマドリです。
6日は、それが念願かなってのオスヤマドリ。ほんとうはもっと近づいての写真を撮りたいのですが、なかなかそんな偶然はやってきません。今回は遠目ながらも、藪などに邪魔されないほんの瞬間、わずかの枚数ですがカメラにおさめることができました。警戒心の強いヤマドリ、素人の「撮り」はむずかしい。ヤマドリは「村の鳥」偶然の出会いでおさめた雪の上のオスの美をどうぞ。
このオスとメス、同じ場所で生息していますから、春にはきっと新しい命を産み出してくれるご夫婦となるのでしょう。