師走半ばにうれしい晴れ日

DSCF3048-1雨続きの金曜日、1月に開会した通年議会は閉会となり、午後3時にはジュネススキー場の安全祈願祭へ。その雨が雪を解かしたこともあって大小河川が増水、わが家前の成瀬川も12月半ばとしてはめずらしい規模の濁流となりました。

岩手県では同じ雨雲が影響してでしょうか、JR山田線で土砂崩落による脱線事故がありました。わが集落・入道地区の北部「菅又沢」分かれの小沢はるか上方にも、この雨と雪解け水が引き金となったのか土砂崩落の新しい跡が見られました。初冬と雪解けの春は、雨と雪がタッグを組む水の大量地下浸透による土砂崩落にも要注意です。

DSCF3049-1DSCF3053-1DSCF3050-1DSCF3054-1DSCF3052-1一転しての晴天土曜日。「もしかしたら、こんな雲一つないお天気は今年最後かも。陽射しをいっぱい浴びておこう」などと思いたくなるような、おとといの村でした。

朝霧がたちこめたその日、「えそらで、きもぢ、ええな(よいお天気で、気分、いいですね)」そんなあいさつをほうぼうで交わしながら妻といっしょに所用で村のあちこちをまわり、時には立ち止まってカメラを景色へ。

DSCF3057-1DSCF3058-1DSCF3063-1もちろん、日課みたいになっている河川敷の散策もこんな晴れ空ではとっても快適。それに散策の楽しみのもうひとつユギノシタキノゴ(エノキタケ)も、積雪で草や笹、低木類が押さえられているため立ち枯れ木では目に入りやすくなっています。いまのエノキタケは、味を楽しむというより天然の鮮やかオレンジ色が食欲をうながしてくれます。ということは、きっと健康にもいいのでしょう。

この日、夕方3時、もう向かいの山にお日様が隠れてしまいました。来週にはもう冬至となります。「冬至までに、クマは、穴さ、へる(入る)」とは、村のマタギの昔からの言い伝え。個体によって例外もありますが、ブナの実が豊作で、積雪の少ない年は穴入りが遅く、今年はちょうどそんな年です。

でも冬至間近、それに17日からは吹雪の予報、穴入りしないで山の幸を食べつづけていたクマたちも、そろそろ越冬穴にむかう時期。集落前後のあちこちの道路には雪上に「クマの足跡があった(穴にむかっての移動でしょう)」という知らせが度々入ってきます。