新工法で完成間近の院内トンネル

CIMG1151-1CIMG1137-1CIMG1139-1CIMG1148-1CIMG1146-1県南高規格幹線道路建設促進期成同盟会による院内道路の下院内トンネル工事の現地視察会がきのうおこなわれ、副村長、建設課長、職員とともに出席。管内の市町村と議会の代表、大仙以南の市と町の担当者などとともに舗装工事中の現場をみました。

トンネル内では、厚さ4㌢のアスファルトの上に目地のないコンクリート舗装作業がまっ盛り。これはスリップフォーム工法という新しい舗装工法で、大型ナマコン車に満載のコンクリートが車線片側4㍍すすむと1台分の生コンがなくなるという速さで、米国製の機械がたちまちのうちにコンクリをのみ込み、路盤を造っていました。この工法は今後の主流になるようです。

ただ、機械が進化しても最後はやはり人の手による仕上げが欠かせぬよう。まるでひとつの作品を仕上げる芸術家のようなはたらく人々の手際の見事さで、舗装路面は我々の目の前で次々とできあがってゆきました。機械の進歩も、人の技も、その巧みさはたまげたものです。

トンネル内の照明も、旧来の高圧ナトリウムランプ(オレンジ色)から、すべて白色LED採用ということ。これにより、照明器具の価格は2割増しとなるものの、電力消費量は半分以下、ランプの寿命は約4倍となり、しかも電球交換が不要となるなど、LEDはここでも省エネ社会への大貢献をはたしています。白色はドライバーにとっても安全な明かりとなるようです。わが村の集落街灯も、経費削減の見地ですべてLEDに切り替えられますが、国内既存トンネルの照明もいずれすべてがそうなるのでしょう。

待望の院内道路は長さ約3㎞、来年度に供用開始される運び。期成同盟会の最終目標は東北中央自動車道の新庄までの貫通であり、この20日にはそのための中央要望会も合同で予定されています。

CIMG1152-1▼農耕民族、とりわけ稲づくり農家にとって、きのうは一年の収穫に感謝する旧暦9月29日「刈上げの節句」にあたる日。節句に餅はつきもので、昔はどの農家もこの日に餅つきをしたものですが、今はそれは少数派。ほとんどはコンビニやスーパーからの買い餅ですませているのでしょうか。

こちらはそういう日であることさえ失念していましたが、妻は、わが家の神棚に餅と御神酒をそなえ、「豊作、どうも、ありがどって、オメ分も、おがんだがら」と、天に一年の収穫を感謝したようです。