27日~28日は、県町村議会議長会の視察研修で宮城県蔵王町に滞在していました。
視察の目的は、通年議会をはじめとする議会活性化や子ども子育て支援事業などのとりくみ等を議長会全体として学ぶこと。
わが議会はすでに通年議会を実施していますが、その際、先行するとりくみを学びにおとずれたのがここ蔵王町でした。ここには後に村当局側もほぼ同じ目的で視察にお世話になっており、当時のお礼をのべながら、重ねてのていねいなご説明と受け入れご対応に感謝しました。
今回の視察では、これまで足を運んだことのなかった土地の観察もできました。それは、蔵王町は、蔵王山地の宮城側にひらけた広大な裾野をもっているということで、ここでは酪農を中心にしてでしょう、観光と畜産、加工品を結びつけた産業が根強く展開されている町でもあるのです。
温泉とこけしではひろく名の通った遠刈田という土地でも有名な町ですが、「東北の軽井沢」を連想するような別荘の町、それにふさわしい広葉樹の森が人里すぐからエコーライン方面の山麓中腹までひろがる町でもありました。そんなに遠くない距離で大都市仙台があり、広大な農地がひらけ林野ももつ町なので、豊かな産物がつくられています。農業と観光面をより深く結びつけた新たな発展可能性がとても大きくある自治体だと感じてきました。東北には、自然と社会の両側面で、こういう豊かな条件をもつ地方が所々にあるのですね。
町の図書館も訪れました。年間の図書関連購入予算が約400万円ということで、こういう方面にも意識的に目をむけている政策は、視察一行の関心を集めました。
佐藤長成議長さんや前議長の村山一夫議員さん、松崎良一副議長さん、議会運営委員の馬場勝彦議員さんをはじめ、二日間お世話になりました村上議会事務局長さん、役場職員のみなさんに心からの感謝を申し上げます。