里へ初雪

夜中の雨がみぞれから雪へとかわり、今朝になったら屋根をうっすらと白くするほどの里への初雪となりました。

役場となりの仙人様の大イチョウも落葉がもう終わりそう。南の地方の里山からは紅葉盛りのニュースが流れる中、特別豪雪地帯指定の村はいよいよ真冬入りです。

世界の地理上では狭い国といわれるわが日本。しかし、季節の移ろいをとらえれば、列島の広さ、同じ国土ながら気候の大きな違いを強く感ずるのが春の訪れの季節と初冬のいまの時期です。

このイチョウの落葉の時期を村の人々は季節移ろいのひとつの指標としていて、「大イチョウの葉っぱがみんな落ちれば根雪になる」と言い伝えられてきました。

今年は、その言い伝えに合わせるかのように1日には大樹の落葉がほとんど終え、予報は明日も続いての人里への降雪を伝えました。この初雪がそのまま根雪となるのでしょうか。

いずれにしても春4月まで、人々はまたモノトーンの景色の中で長い雪のくらしに入ります。