きのう、新潟・刈羽村議会の議長をはじめとするみなさんが教育関係の視察で来村されました。
2つある議会常任委員会の合同視察のようで、わが村の後には山形へ向かわれるということでした。
きのうは中学校を会場にして、まず教頭先生の説明・案内で校舎内を視察していただき、教育次長から村の教育環境について説明の後に意見交換の時を過ごしました。
義務教育の果たす大きな役割のひとつは、一人一人の児童・生徒に人間らしく生きる力の土台をつくってやることと思われます。一人一人の子供たちの成長のために、行政に必要なこと、学校運営で必要なことをどれだけていねいに確実にとりくめるか、これは国内に限らず世界全体の共通課題でしょう。
子供の教育課題では、世界的にめざすべきひとつの目標があります。それは、我が国が批准している子供の権利条約で、その第29条(教育の目的)一の(a)は、「子どもの人格、才能ならびに精神的および身体的能力を可能な限り全面的に発達させること。」と定めています。
わが村は学校教育目標の柱として、「将来を生きぬく児童生徒が『知、徳、体』をバランスよく身につけることができるように、個に応じた指導を充実させる。」(村教育委員会)をかかげています。一人一人の子供たちに、知と徳と体で生きる力の土台を培ってもらうことです。生きる力全体を育くむための教えと学び、村はそれに向かって日々励んでいます。我々が「村づくりは人づくりからはじまる」の教訓をかかげ努力しているのもそのためです。