まず9月30日のこと。主要地方道・県道横手東成瀬線の整備促進をめざしている期成同盟会(横手市、市議会、東成瀬村、村議会、三又地区、岩井川部落で構成)の総会が役場防災センターで開かれました。
横手市や三又地区(自治会)とともにつくっている同盟会なので、例年、現地視察を行った後に横手市内で開催してきた総会ですが、新型コロナ禍を考慮し、昨年に続いて村での開催となったものです。今年も現地踏査は行わず、例年ご案内を差し上げている県議会議員のみなさんもお招きしないでの総会となりました。
総会は、備前博和東成瀬村長による会長挨拶、佐藤徹平鹿地域振興局長さんによる来賓代表挨拶、平鹿、雄勝両地域振興局の来賓紹介の後に議案審議となり、工事の事業報告なども行われました。
▼午後には湯沢雄勝広域市町村圏組合議会の臨時議会があり、職員の育児休業等に関する条例改正案を審議しました。
▼そしてきのう一日は須川高原に上がり、恒例の朱沼(須川湖)神社の祭事へ。
20年近く、同じ10月1日にこうして祭事を体験していますが、秣下ろしの肌寒い風や雨の日が多く、今年のように晴天でなおかつ気温の高い日はめずらしいこと。湖畔には半袖上着無しの登山者の姿も見られました。
湖畔からのぞむ栗駒山や秣岳は頂上付近がかなり色着き、湖畔の周囲ももう少しで紅葉が見頃となる様子でした。散策道の脇にはサロメチールの素敵な香気で知られるシラタマノキの実が真っ白に輝いて人目をひきます。
キャンプ場の周りでは、今年は実が大豊作となったブナの木から、早くもたくさんの実が落ち始めています。ブナの実は、炒ると香ばしさが増し、ビールなどのおつまみにはもってこいです。
この実の大豊作のおかげで、森のクマ公をはじめ多くの生きものたちは、普段の年よりもはるかに豊かな食の中でこれからのひとときを過ごすことができます。広大なブナの森が何年かに一度の実の大豊作となるわけですから、その豊穣の量は膨大なもの。それは生きものたちにとっておそらく食べきれないほどのエネルギー源となるはずで、大豊作は、食物連鎖をはじめ生態系にもいろんな影響をおよぼすでしょう。