天候異変で野菜も育ちに難儀

県南地方の農作物は、初夏以来サクランボのまれに見る不作をはじめ天候異変の影響をうけ、種類によっては育ちに難儀している作物がほかにもあるようです。

それでもトマトなど野菜専業農家の方々は、蓄積された技術をいかして「異変」克服の努力をしているでしょうが、そういう技術をもたない自家用菜園のみなさんは、「全体としては野菜づくりにむずかしい年」と語る声が聞かれます。

わが家の野菜もとりわけトマトとナスの出来がよくないようで、ナスは葉枯れが多く、トマトは実がなかなか着かなかったり、着いても形がおかしかったりと様々。それに今年はどうしたわけか、ようやく赤くなった実をもぎとろうとする直前には、ムジナ(タヌキ)かマミ(アナグマ)などの獣にとられてしまう事態が頻繁におき、栽培主の妻は「まだ、やられた」と、がっかり顔で朝の畑から戻ります。

この長雨の前にはジャガイモの掘りとりをしましたが、こちらも例年より数が少なく粒も大きくなれないままです。ジャガイモではほかの農家の方々からも「あまり良くない」という声が聴かれますが、みなさんのところはどうでしょうか。やはりこれも天候のせいなのだと思われます。