イモリの死体に群がるオタマジャクシ

おととい、田んぼの草(クログワイ)取り作業をしていて「オッ」と思わず声をあげたシーンがありました。

そんな声が出たのは、イモリの死体に群がっているオタマジャクシの姿を見てのこと。イモリの死因はわかりませんが、オタマジャクシがその死体にいっぱい群がっているということは、腐敗しはじめた体を食べているということなのでしょう。

オタマジャクシが雑食だということはどなたもわかっているでしょうが、生きもの、それもイモリの死体まで食べるとは。雑食とはいえオタマジャクシへ抱く自分の想像(かよわい)をこえてこの場面は少々の驚きで、オタマジャクシの生きる力のたくましさにはたまげてしまいました。

それから一日おいてのきのう、そのイモリの死体はきれいに何一つ残らずなくなっていました。オタマジャクシの大群によってすべてが分解されてしまったようです。

▼ボンアゲズの羽化も終わったようなので、きのうは中干しのために田んぼの水をいったん落としました。水たまりにしか棲めなくなるオタマジャクシの一定数は、逃げることができなくなりカラスや哺乳動物たちの絶好の食の対象となるでしょう。