先日の村での事例をはじめ今年も県内でタケノコ採り遭難が続発しています。
一部地域ではまだ行方不明の方も確かおられるはずで、遭難の状況を幾度もみてきたこちらには関係される方々の心配の思いが身にしみて察せられます。
近年は行方不明の遭難事例だけでなくクマによる事故もあり、毎年こうした災難が繰り返されているので以前よりもタケノコ採りでの入山は敬遠されているようです。
村内でもそれは同じで、山菜採りを生業としてきた方々や、自家用として山菜採りをする人々の高齢化も加わって、全体としてタケノコ採り人は減少しています。
村の直売所でも以前なら切れめなく店頭に並んでいたタケノコですが、今は販売のために山入りできる方が少なくなり、シーズンになっても店頭の棚に並ばなかったり、並べられても需要にこたえられるほどの量を満たせない状態が時々あるようです。
遭難の心配、そしてクマの恐怖はタケノコ採りにつきもの。それでも一定の人々はタケノコ山をめざします。タケノコには、そんな危険への不安を上回る魔力?魅力?があるからなのでしょうか。