ブナの実大豊作の年となるか

1995年前後の頃、山からひろってきたブナの実を蒔いて、実生から苗木を育てたわが家のブナは、樹齢25年ほどになったおととしあたりから初めてぽつんぽつんと実をつけはじめました。

ここ2年ほどは村のブナは実が不作でしたが、この春をむかえたら多くの枝に花芽がいっせいに膨らんでいます。わが家前の城下公園に植えられているブナも同じように花芽がいっぱい。このままこの花芽が実を結んでくれれば今年は数年ぶりのブナの実の大豊作の年となりそうです。

この秋の県南の森は久しぶりにブナの実が豊かとなり、生きものたちが食べきれないほどにうれしい秋となるかもしれません。

先月、雪の上のブナの枝に「新芽が大きく膨らんでいる」ことを記し、早すぎる膨らみには何かの「異常」の現れのようなことを書きましたが、その「早い膨らみ」は花芽だったようです。花芽はほかの新芽より早く芽吹くようで、そういえばそうだったかなぁなどと今頃思い返しているところです。

▼県内でもソメイヨシノの開花宣言が由利本荘市や秋田市などの沿岸部から聞こえてくるようになりました。ちょうどその頃、村の里山ではチヂザグラ(土桜・イワウチワ)が満開の頃をむかえます。