鏡開き後の猛吹雪

すでに母屋などをふくめ本格的雪下ろしを3回行い次の寒波へ備えていたら、予想したより雪下ろし直後の雪の降り量は少なく、その後の気温の緩みで積雪深もだいぶ下がっていました。

ところが、11日の鏡開きで神棚にお供えのお餅を食べ、門松もすべて下げて正月気分が解けたそこへ、きのうから一人前の寒波が襲来。年末から50㌢ほどの積雪をみせる寒波が来る毎に3度の雪下ろしでしたから、これは第4波の寒気といえるかもしれません。これでおそらく来週は4回目の雪下ろしを覚悟しなければならないでしょう。

それでも今年は、1㍍以上の雪が短期間に積もる一気降りがなく、寒波も少し間をおいてやってくるので助かります。すでに一時2㍍近くまで積雪があった我が家まわりですが、でもそれはごく普通の冬の村のこと。行き交うなかで人々からよく聞かれる「去年より、あまり、楽だァ」がいまのところこちらも実感です。

その去年より「楽」がこのままで過ぎてほしいのですが、果たしてどうなるか。村内では、すでにお伝えしたように屋根雪によってケガを負われた事故が先日1件発生しています。11日に議会広報編集委員会が開かれ、会議のはじまる前に委員のみなさんから、雪による事故やトラブルなどがほかにあるかどうかお聞きしたところ「解決を急に要する大きな課題は、今のところないのでは?」ということでした。

村の道路除雪にあたるみなさんも、作業シーズン入り前に、除雪関係の村の事前協議などに国道除雪の方々も加わって話し合いがなされたようです。それもあって、昨年にいろいろみられたトラブルや課題なども今年は解決されているようで、昨年の教訓が活かされている様子です。

村道除雪で長年行き届いてきた高齢者家庭などに配慮された除雪方式も、国道除雪でも考慮され初めているようで、みなさんからの感謝の声がこちらにも寄せられています。豪雪の中の暮らしでは、お互いのちょっとした心配りが大きな助けになる、これが豪雪の村を快適にくらすささえとなるのです。道路除雪のみなさん、そしてそれを支えるご家族のみなさん、朝早くからほんとうにごくろうさまです。