通年議会も今日午前で閉会

今日は12月定例会議の最終日。追加提案された議員発議の意見書案件や補正予算案を含め、教育委員の人事案など議案はすべて同意、可決されました。

追加案件のなかで特徴的だったのが、新型コロナ禍にともなう18歳以下への10万円相当給付についてです。この政策では、政府方針が二転三転したといわれていますが、事の推移をみて「なぜ、こんなことが起きるの?」、「二転三転のために費やさなければならない、中央官庁、地方役所、役場、国会の膨大なエネルギーが惜しい」ということをつい思ってしまいます。

国政でも、地方でも、新たな政策を打ち出す時には、入念な検討が求められることはイロハのイだと思うのですが、今回はそこがどうだったのか。こういうことはあまりあってほしくないものです。

ということで、わが議会も、年内に5万円を支給する内容を含む補正予算案をまず当初予定通り審議・可決し、後に追加案件としてさらに5万円を現金給付する補正予算案を可決しました。つまり残り半額はクーポン券とせず、10万円全額を所得制限なしで現金給付とすることにしたものです。

議会が17日までの会期でしたので、政府の方針をみて村の判断が急きょ定まると同時に今朝の議会運営委員会や全員協議会を前もって予定し、それらの会議後に追加案件が上程されました。最終的な政府方針がやっと定まる時に間に合い、たとえば臨時会を開かなくてもこれで年内に必要な措置をとることができます。事務を担う役場も給付を受ける世帯も「二度手間をかけることなく一括で」より早く全額現金給付を措置・受給できることになります。

1月4日から12月17日までの会期で開会された議会は今日午前で閉会となりました。来年の定例会議は、やはり仕事始め1月4日の出初め式の日に招集される予定です。

▼12月23日には広域市町村圏組合の定例議会があり、昨日は役場で、そのための議案説明などを広域議会の副議長として受けました。今年の公務の会議はその議会で終わりとなります。

▼昨日からの雨で今朝のわが集落の積雪はゼロ。根雪と思った雪はいったんなくなりましたが、今夜からは大雪予報が告げられましたから、今度はほんとうの根雪を覚悟です。今日午後には、ジュネス栗駒スキー場の安全祈願祭へ向かいます。