行政の成果を見極める決算特別委員会

令和2年度の行政を顧み、今後の施策に活かす上で大きな役割を果たす決算審査が、きのうから特別委員会で始まりました。

取り組んだことの結果がしめされる決算資料は、議会活動を進めるうえで極めて重要な内容が含まれているもので、文字通り村の政治のすべてが詰まっているといっても過言でないものです。

予算とともに、あるいはそれ以上に村のカオが「これでよくわかる」という決算ですので、審議にのぞむ議会側はこの審査をとりわけ重視します。それは、資料をつくり、1年間、あるいは事業によっては数年から10年ともなる自らの政治執行をふりかえり答弁にまわる当局側も同じでしょう。

内容深い議論が交わされれば交わされるほど、それは村発展の方策に深く結びつくものです。「決算審査にはそういう姿勢でのぞまねば」と考えながら特別委員会の活動にあたった過ぎし委員時のことを思いだしながら昨日の議論をお聞きしました。

▼12日でペンキ塗りを終えていただいた住宅トタン屋根に、昼に夜にとトーントーンと弾ける音が響きます。今年も、ヤマグリの実がカネ色に熟して落ちる季節となったのです。

ヤマグリは昨年より2~3日ほど実りが早く、日照時間が多かった今年は、里と山の秋の実りが共通していくぶん足早となっているようです。

▼秋になると、キノコがらみのいろんな出来事が私のまわりではおきます。

きのうもそんな出来事のひとつがありました。議会を終えて帰宅したら、何かが入っていると思われる白いポリ袋が玄関にありました。

中をのぞくと、大きなキノコの株があります。それは一目ですぐにわかる毒キノコのオオワライタケです。家人が留守の時、どこかのどなたかが置いていったのでしょうが、その方の名前はまだわかりません。よくある例の「食べられるキノコかどうか、知りたくて置いて行ったのかな?」とも思いましたが、置かれていた定かな理由はわからずです。

先日、オオワライタケの幼菌を毒キノコとして紹介しましたが、あれが大きくなるとこんな株になるのです。充実した見事な株で、いかにも食べたくなるような姿なのに、これは典型的な毒茸。ミズナラなどの根元によく見かけるキノコで、毒キノコにしておくのがもったいないほどの見栄えです。解毒して食す地方があるそうですが、この姿形をみればその誘惑に引き込まれそうになるのがわかります。でも、オオワライタケという名のように精神の異常、幻覚作用があるようですので誘惑には絶対引かれないように。まちがいなく毒キノコですから。