秋きのこシーズン入り(その3)毒キノコたち

湿り気と涼しさで菌類の活動が活発となった里山。そこには食べられるキノコだけでなく名うての毒キノコたちも続々登場しています。

シメジ類とよく間違えられるクサウラベニタケはその代表格。姿形だけをみればいかにも食べられそうですが、口にしたら嘔吐、激しい下痢(腹痛なしの場合が多い)に襲われるという有名なキノコ。

村内でも過ぎた年に、こちらの友人夫婦がクサウラベニタケを食べてイタイ目にあったことがありました。腹痛はほとんどなかったものの、下痢と嘔吐にはまいったと語っていました。腹の痛みがあまりなかったのでお医者さんにはかからなかったようです。

次の傘のやや黒色のキノコはツルタケかコテングタケモドキの仲間でしょうか。猛毒菌の仲間と近いようですから毒としておけばよいキノコです。

最後の美しいのはシロオニタケ。ガイドブックによっては明確な毒指定とされていないものもありますが、このかたちを観て食べる方はいないと思います。近年の研究では「変形アミノ酸という毒成分をふくむ」と記す著書もあります。自然の造形美をながめて楽しむキノコです。

▼今日から9月定例会議がはじまります。会議では、令和2年度決算認定案、今後5年間の村の施策のカナメとなる「過疎地域持続的発展計画の策定について」の重要議案も提出されます。