稲株を踏み倒すイノシシ?

二十四節気の処暑も過ぎ、浮かぶ雲も夏と秋のふたつの顔かたちが空に同居する季節となりました。

夜朝が涼しさの度合いを少しずつ増すごとに稲穂もふくらみと稔り色を増し、田んぼは出来秋へとまっしぐらです。

そんな実りの進む田んぼにささやかなよろこびを感じていますが、野に生きる動物たちもどうやら田んぼの実りが気になるようです。

我が家の田んぼには夏に一度イノシシが入り込んだ足跡がありました。蹄の跡をみればおそらくそのイノシシだと思います。過ぎた23日にも穂が傾いた田んぼで稲株を踏み倒しながら徘徊した跡が残されていました。まだ食害の様子はそれほど多くみられず倒された稲株は稔実が劣るだけですが、今後の侵入被害が懸念されます。

以前はほとんどなかったクマによる稲穂の食害も近年は村のあちこちで発生しています。過ぎた豪雪のなかでも命をつなぎ越冬したイノシシやシカはこの夏に生息数をまた増加させたはず。実りの秋に彼らはどんな影響を農作物に及ぼすのか、今年はこれまでにない「困ったものだ」の思いが募るおかしな秋になってきました。

▼村議会9月定例会議は1日に開会される予定で、きのう提出される議案が届きました。27日には日程を決める議会運営委員会と議案説明の全員協議会が開かれます。今議会では令和2年度の決算案も提出されます。