ブナの森深山の滝壺は最高の涼み場

23日、夏休みに入った湯沢市に住む童らとともに「涼みに行こう」と合居川渓谷の天正の滝へ向かいました。例年なら成瀬川本流の淵と瀬で水浴を楽しませるのですが、今年の夏の川は洪水でなくとも濁る時が多く、本来の清流のようではないため本流は避けました。

洪水時の川の濁りと違い、少々の雨でも工事のために露出した土肌が雨に打たれると泥水となって流れ、その濁り水が川に注ぐからでしょう。濁りが薄くなっても瀬の石がいつもの成瀬川のようではないと見たからです。支流の流れ込みで濁りが薄められる私の所でもこういう状態ですから、支流が少なくなり濁りの薄められる度合いが低い成瀬川の上流ほど濁りは濃くなると思われます。

さて、滝で涼をとるといっても、ツナギ・トシベ(小型の人刺しアブ)の発生時期にはあの場所に童たちを連れては行かれません。この日はぎりぎりセーフでアブの襲撃を受けることがなく清流で存分に涼むことができました。昨日あたりからそのツナギが発生し始めていますから、これからは滝での童たちの涼みはむりでしょう。

ここでは、滝壺で泳ぐもよし、瀑布のしぶきを浴びるもよし、泳ぐ前の釣りや好きならイワナ突きなども楽しめます。むかしの子供たちは、この滝壺でヤスを手にカジカやイワナ突きもよくやったもの。確かめはしませんが、今も生き残りのカジカがいるでしょう。この滝は、矢口高雄さんの漫画・釣りキチ三平が映画化されるときにロケが行われたところ。滝壺にはここの主のようなイワナがいっぱいいるはずです。

滝壺の脇に打ち上げられた流木にはキノコのワゲ(ウスヒラタケ)が発生していて、童は思わぬキノコ取りも体験できました。清流の脇に育つ山菜のミズ(ウワバミソウ)取りもこの季節ならではの楽しみです。

▼きのうは2回目の新型コロナワクチン接種を終えました。2回目の接種後に発熱やだるさなどの副作用が強く出て勤務を休んだ方がいたことを集落でも幾例か聞きます。我が家では今のところ注射した腕が痛むぐらいで体調に大きな変化はありません。