ホタルの会で棲息観察

村ホタルの会(佐々木國夫会長)では、今シーズン2回目の棲息状況観察を3日夜に行いました。

観察の主な目当てはゲンジボタル。先月末は田子内地区の観察でしたが、今回は岩井川地区から五里台地区までの観察地点を訪れました。

この日に最も多く生息数が観察されたのは椿川・手倉の成瀬川西地区山沿いの田んぼ用水路沿いで、数10匹の群れの灯りに会員たちは「うわーッ、きれい」と歓声をあげていました。南には北斗七星をはじめ満天の星が輝き、その星々と山を背景のホタルの群舞。映画のワンカットシーンにもなるようなすてきな風景に見とれて夜のひとときを過ごしました。

会では、ホタルの生息環境をまもるひとつの大きなカナメとしてホタルの幼虫が食べる「カワニナの棲息を保つ」ことが大切ととらえ、カワニナを放すとりくみなどにも力を注いでいます。

定点の観測地では年によって生息数の変動はあるものの、まずまずの状態でゲンジボタルが確認されています。ホタルをまもる会の地道な努力に期待したいものです。