豪雪を経て田植え

豪雪の冬だったのに3月は降雪が極端に少なく雪解けが早く進みました。おかげで農作業は平年並みの速度でとりくむことができ、田植えも過ぎた週末から本格化してきました。

県南の内陸部は特別豪雪地帯に指定されている市町村が多いのですが、それら平野部の地域よりはるかに積雪のあるわが村でも田植えの始まり時期はほとんど同じです。ということは、村の場合は雪が解けてから極めて短期間のうちに田植え前の準備作業がすべて行われるということになります。また、雪の解ける速度がそれだけ速いということもいえます。今年は、村人がよくいう「ゆぎは、降るように、ける(雪は、降る時の規模もすごいが、消える時の早さも、すごい!)」の表現そのものの春です。

我が家も、援軍を頼りに休日を見込んでの田植えとなりました。

苗の生長は申し分ないものですが、種籾の殺菌消毒が効かなかったのかどうしたのか「ばか苗病」が多く、育苗センターに責任を負う組織からそれに関する連絡なども入りました。栽培を委託されている農家のハウスをみれば、その異常な多さがよくわかります。

田んぼそばの土手では、すでに咲いていたレンゲツツジを追ってフジの花も咲き始めました。農道沿いのモミジイチゴの花もまだみんな散らずに見られます。この白い花、1か月後にはオレンジに輝くおいしい実を熟してくれます。

およそ30㌃の転作田に植えたワラビもいっせいに採り頃となり、身内の一同がこぞってワラビ採りを楽しんでいました。