16日、新潟・村上市でおこなわれた全国森林環境税創設促進議員連盟の総会へ出席。
講演の予定であった石破地方創生相は、延長国会の衆院本会議で重要法案が採決される当日と重なり欠席。会場には、急きょ送られた大臣のビデオメーセージが流されるという一幕もありました。
新潟などへの所用ではたまに通ることのある村上市ですが、滞在したのははじめてのこと。
山形の小国町をはさんで朝日連山の雪深きブナの森と三面マタギの伝統、そして海と鮭の文化をあわせもつ城下町だけに、古の風情が街々にあふれている村上。
わが県沿岸部と同じで、お日様そのものが「夕日景観」として名勝となり、この日も、左に佐渡島、右に粟島をみる日本海に7時ちょうどの陽が沈む瞬間を目にしました。
参加者歓迎の交流会行事では、京都祇園囃子に由来するとされ223年間の長きにわたって伝承されてきた地元の鍛治町お囃子のお披露目も。伝統を受け継ぐ村上衆の心意気、子たちの目の輝きにほれぼれしました。
宿となったホテルの軒に吊された昨年の鮭。古代から海と山と土と水の幸がこれだけ豊かな土地に暮らしていれば、きっと「村上気質」というような独特の風土がここには育まれているのでしょう。人がくらすになんとすべて出そろった土地がわが国にはあるものです。
▼この日と帰りの翌日で鳥海山をおよそぐるっと300度ほどまわり、18日は東根経由で仙台へ所用で向かいました。3日間で鳥海山をあらかたの角度から眺めたことになり、これは私にとってはめずらしいこと。それで、この季節の鳥海山の遠景と残雪具合などを記録しておきました。最初の山は月山でしょう。つづいて、村上、庄内平野、象潟は特急の車窓から、本荘、平鹿平野ではたんぼ脇から、湯沢では車からの鳥海山です。
▼今日開催の議会臨時会議にむけ、きのうは議会運営委員会と全員協議会がひらかれました。
学校給食センターと食肉加工施設建設工事の請負契約案、給食センターの備品売買契約案、スキー場圧雪車の売買契約案、それに補正予算案などが上程される予定で、それらの提出予定議案と、地方創生にともなう村の総合戦略(素案)などの説明を受けました。