豪雪の村は積雪2㍍越が続く

暦は春を告げましたが、長い期間にわたって積雪が2㍍を越えている中でまだまだ冬のくらしが続くわが村。

私の地元集落の簡易測定積雪深は今朝で225㌢。同じその集落でも最も積雪の多い入道地区を貫く県道脇は今冬も高い雪の壁となっています。でも毎年お伝えしているように、到達した現在の積雪深だけでみるならばこれが豪雪の村のごく普通の姿ともいえます。

それなのに軒の破損や農業用パイプハウスの倒壊など近年稀にみる被害多発となったのは、12月半ばからの休まずのいっき降り積もりが繰り返しあったためです。それに対応しきれなかった家々や経営体が多く被害が拡大しました。村にも議会にも農業団体や農家からの切実な支援要請が届いています。

今日は、こうした被害状況や豪雪課題に関わって予定している現地調査などを前に、各委員会の委員長にも出席していただき災害対策特別委員会の打ち合わせ会議を開きます。

▼きのう、所用で村内を巡っていたら、柿の木に一羽の鳥が止まり、実の形がほとんどなくなったへたの部分をさかんにつついていました。2月ともなれば、すでに村内のほとんどの柿の実は雪で落下したり食べ尽くされてしまい、実のついている木を見つけるのは難しい季節となります。柿の実で命をつないできた鳥たちにとってこれから雪解けまでは、食を摂るのにもっとも厳しい季節となります。

カラスなどは、どこかに貯えているのでしょうクルミの実を道路に運んで車に割らせる姿を見かけますが、ウルシなど各種木の実にまで食を求めて集まる姿もこれからは散見されるようになります。