12月半ばでは異例の雪害警戒部設置

議会は本会議二日目の一般質問を終え、陳情4件をすべて採択、予算特別委員会も審議を終えました。

国道設置の我が家そばの温度計で-5℃より上がらない真冬日が続きます。議会の審議中も雪は降り続き、村は昨日午後に「雪害警戒部」を設置しました。12月半ばでの雪害対策部の設置は近年ではあまり無かったことでしょう。低温時に水路に入った雪が解けきれないで固まるゼヅマリ(雪詰まり)発生もあり、蛭川清水そばでは幹線用水路からの溢水が発生、国道が一時通行止に近い状態にされ迂回が勧告されるなど、真冬時なら時々起きるようなトラブルも発生しました。

きのうも記した国道一部区間の除雪行き届きの良くない状況については、同僚議員を通じても苦情がいくつか寄せられたようです。県管理の国道ですが、住民にとってもっとも身近な村建設課にそれらと同じような苦情がやはり寄せられたということです。

こうした天候は真冬時の村ならこれまでもよくあったこと。昨年まではそういう状況下でも除雪はほぼ完璧と思われるほどに行われていました。今冬の一部区間の除雪状況へは多くの方々が「なぜ、この区間の除雪だけが、今年に限って不十分なのか?」と感じていて、集中した苦情はその率直ないわば「あきれ、怒り」に近いあらわれだと思います。

私の知る範囲でも、おそらく除雪の不十分さが主な原因とみられる前述当該国道区間での車のトラブルがおとといから所々であり、通勤の方々も「村の国道でこんな悪い雪道はめずらしい」と時には危険を感じながらハンドルを握っていたはずです。これで人身事故につながったり、大きな交通トラブルや、救急出動の阻害要因となったりすれば大事です。そういうことを防ぐためにも、関係者の努力(行き届かない主な原因の改善)が強く求められています。わが村は、県内有数の豪雪の地。それだからというか、それでもというか、国道をはじめ「除雪のよく行き届いた村」で通ってきたのですから。(きのうの情報では、すでに、一定の改善対応策が急きょとられたようだとのことです。)

村は、村として全体の雪害に対して警戒を強める必要があるということでしょう、機敏に警戒部を設置しました。地域の状況などもふくめ、役場や議員、部落・自治会などへ互いに気づいた必要な情報を伝え合い、この異常な寒波を被害無くきりぬけたいものです。

私からも、きのうは開会前の議員控え室での打ち合わせ会で「異常な雪への対応」を、議員・議会として心がける必要をのべ、開会挨拶でも「異常な雪に緊張感をもって、それぞれの役割を果たしたい」という旨を述べたところです。

▼一挙の大雪で、国道も村道も早朝から道路除雪作業に働くオペレーターのみなさんの難儀、それをささえるご家族のご苦労は大変なものと思われます。みなさんへ感謝と敬意を込めつつ、事故無く作業にあたられるよう、このことも心から願っております。