成瀬ダム堤体工事の体感・学習施設オープン

きのうは、成瀬ダム堤体打設工事の自動運転管制施設などを含む「体感・学習施設」のオープニングセレモニーがあり議会一同で参加しました。

工事を受注している鹿島建設(株)主催によるもので、新しく開設された施設の名は「KAJIMA DX LABO」。

施設の位置は、本格化しているダム堤体工事現場を眼下に見学できる高台にあり、施設内のジオラマやパネルには見学者一人一人に渡されるタブレットで説明できるシステムがくみ込まれています。工事中のダム堤体にタブレットをかざすと、完成後のダムと流水の動きなどを予想できる画面も浮かびあがります。それには視察の一同から「オーッ」と驚きの声が。

建設機械の自動運転と管制技術は、今後人類がさらなる活動を月や惑星など宇宙へひろげる時にカナメとなる「月面基地」の建設には欠くことのできないものといわれます。山間の小さな村の片隅で、ダム堤体のCSG打設で多くの大型機械が自動運転で整然と動く姿。それは、宇宙開発につながる進取の技術を見る、あるいは想像することができる場面でもあります。体感・学習の新施設はそういう役割も担っているのだと感じました。