いつもの年なら、コンバインを動かしている最中に雲行きが突然あやしくなり「いつ雨が降るか」と気をもむことがよくあるのですが、今年はそんな心配もなく作業を進められました。刈り始めの21日には、少しの雨雲からポツリポツリと雨粒が落ちて来たものの、作業に差し障りはなく雲はすぐに通り過ぎました。
心配した害虫カメムシは、二度の薬剤散布が効いたのか昨年ほどの目立つ被害は見られません。我が家では、「二番米」と呼ばれる未熟米、くず米は極端に少ない年となり、米粒の充実度は今のところはとても良い年となりそうです。
規模の大きい経営のAさんは「今年の収量は良の見込み」といいました。が、施肥量を標準の8割ほどに抑え、作業効率を優先し早めに完全落水(田んぼの水を早くなくす)している我が家は、教科書どおりの稲作ではないので平年作よりやや低めの出来秋となりそうです。
神棚には妻の手によってあきたこまちの玄米と御神酒が供えられ、安全に作業が出来たこと、家族みんなのはたらきと収穫に感謝の思いを込めました。