12月定例会議2日目のきのうは一般質問で、5議員が質問に立ちました。
先日、議員の一般質問についての心がけについて「議員必携」の一部を載せながらご紹介しました。このいわば議員の「指南書」は、議員活動全体の手引き書として町村議会議員だけでなく全国の市議、都道府県議も参考にされていることを記しました。質問された議員、答弁に立たれた執行当局、そして議場におられた各位と傍聴のみなさん、庁舎内放送を聞かれた職員のみなさんは、その「必携」に照らしてみて、それぞれどんな感想をもたれたでしょうか。
地方議会の一般質問はまず、住民の声なども背景にして、当然のことながら個々の議員の問題意識から出発します。質問は、住民全体の代表者・奉仕者として、行政の監視、行政への提言、提案などを含む地方自治全体に関わることを質す場となります。
質問の内容によっては、個々の議員の問題意識に止めておかず、とりあげられた課題を後に議会全体で共通の土俵にあげ議論しなければならないこともあり得ます。したがって、全国の地方議会のなかには、常任委員会や特別委員会にそれらの議論(一般質問の内容)がひきつがれ課題解決に発展させられているという事例もあるようです。だからこそ、地方議会の一般質問では「必携」書がかかげるような内容の応答が、双方にもとめられるといえるのでしょう。
きのうの議会では、9月定例会議から審査が継続されていた「村議会として、秋田市新屋への地上イージス配備反対の意見表明を求める陳情」を、委員会と同じように全会一致で採択としました。全県、全国的に注視されている大きな課題であり、県内各地の12月地方議会でもひとつの焦点となっている陳情でした。村の議会は「新屋への配備反対」で明確な意思表示をまずは陳情の採択でしめしたものです。