小学校学習発表会、椿川秋のフェスティバル

新庄・湯沢間を結ぶ高速道路の早期整備促進で、山形の新庄最上地方と秋田県南各市町村による要望活動が、湯沢河川国道事務所に対して18日におこなわれました。

19日は小学校の学習発表会、20日は椿川3部落地区(手倉・椿台・五里台)恒例の秋のフェスティバルにご案内をいただきました。

1年生から6年生までこの春の入学式から、心も体もひとまわり大きく成長した小学生の学習発表会。オープニングの子ども仙人太鼓、各学年の歌や踊り、劇や体操、金管バンド部の演奏と、どれも立派な発表でした。

橋本祥路先生作曲、小中の子どもたちが作詞した締めくくりの全員合唱「ふるさとの歌・悠久の風にのせて」は、いつもの年のように体育館全体に響き渡りました。94人のその一人一人から発せられる歌声は、児たちが成長した証の響きとなって聴く人々の心に届いたと思われます。父母や祖父母、多くの方々の感動の拍手が印象にのこる発表会でした。

子ども仙人太鼓で中太古と大太鼓を披露した小学5年生2人とたまたまトイレでいっしょになり「とてもよかったよ。自分でも満足のゆく演奏だったべ」という旨を話しかけたら、にこっと笑顔で「うん!」と明るく元気な言葉が返ってきました。その満足そうな笑顔と言葉に接して、こちらは、またうれしくなりました。

▼翌20日は、椿川地区3部落の秋のフェスティバル。今年で19回目を数える恒例の集いです。講演あり、音楽発表あり、芋の子汁あり、カラオケありと、進取の気概あふれる椿川地区らしく毎年多彩な内容で地区民が楽しむ集いで、こちらは久しぶりの参加です。

第1部の講演は、「縄文遺跡発掘から見えてきたモノ」と題して、村の上掵遺跡の発掘を指導されている櫻田隆ふるさと館館長の講話です。およそ1時間、世界最大級の磨製石斧が発見され、その後も貴重な遺跡が発見されている調査の途上と今後の上掵遺跡に駈ける「夢」を語られました。

第2部では、埼玉・大宮から五里台地区に移住して19年になる杉山彰さんとそのご家族によるギター演奏などのライブです。杉山さんご夫妻が移住後、ご夫妻の友達や縁のある方々が次々と村に移住されており、その輪がさらにひろがることを私は期待しています。

数多くの著書、各地でのギター演奏や音楽発表、あるいは講演、ラジオやテレビからと、外に向かってご自身の生活と村の様子を発信してきた杉山さんとそのご家族は、村にとっても誇りであります。杉山さんたちと縁があって移住された方々のみならず、村へ移住されているほかの方々がそれぞれの縁によって、村への新たな移住の輪が広がることを願いたいものです。ご家族のライブとトークはロック調の音楽が主体ですが、聴き慣れているお年寄りの方々は手拍子を打ちつつ観賞の姿も。私の耳には、ご家族全員で楽しそうに唄うそのロックが「移住賛歌、東成瀬賛歌」ともいえるように響きました。

▼その20日は、村猟友会の総会にも議会としてご案内をいただき、会員としても出席。当日は、村のライフル射撃大会(優勝・佐々木喜久藏さん)、スラッグ射撃大会(散弾銃で一つ弾のスラッグ弾を打つもの。優勝・高谷和道さん)も行われ、その表彰もされました。あっちへ、こっちへと、めまぐるしい週末と休日でした。