雪が少なく、春の天気もよく、山菜の季節がめずらしいほど早くおとずれた村でしたが、こちらはまだ一度も山菜をめざしての本格的山入りをしていません。
写真のシャクは車道脇に、ウドはわが家が山採りの苗を栽培しているもの。いずれも先月の27日に写していたもので、今年は山ではなく里ものや栽培もので例年より一週間以上早く初物をごちそうになりました。
これも観賞用に栽培しているトガクシショウマ、5月7日でもう花が過ぎ具合。
最近にはめずらしくゴールデンウィークでたんぼの耕起を済ませ、自家の用水路に今年はじめての水を流しました。濁った水が木の葉を集めてトーッと流れる様子を目にすると、「さあ、今年も始まったな」と、初通水には農の始まりを実感します。
たんぼ脇の土手や畑などに植えられているゼンマイは今が盛り。味噌汁をはじめわが家の冬の食卓に欠かせぬ食材だけに、大量貯蔵にむけ、手数と、気の長さを必要とする母の作業がつづきます。
過ぎた週末に1回目の代掻きを終えたわが家。水を張ったたんぼや通水された水路にはカエルやイモリがまさに「水を得た生きもの」のような姿に。たんぼをおとずれた童はそれを見逃さず早速彼らに遊んでもらっていました。草木みな萌え、花も順を追って咲き継ぎ、生きものたちもみな目覚め、雪国は、土も空も水もみんな命躍動の季節入りです。
▼きのうは村農業委員会の5月総会。終わってすぐに、村農業振興地域整備促進協議会が開かれ、農用地区域への編入2件、除外1件の案件を協議しました。