全県の町村議会議員研修会

県町村議会議長会主催による全県の町村議会議員の研修会がきのう行われました。

その前段では、広報コンサルタントの芳野政明氏を講師に議会広報の研修も行われ、わが村議会の広報編集委員はそちらにも出席。

議員研修では、新潟県立大学国際地域学部准教授の田口一博氏が「自治を支える議員活動について」、政治ジャーナリストの泉宏氏が「今後の政局展望」と題してそれぞれ講演しました。

田口氏は、元横須賀市職員(議会事務局も含む)を20年以上つとめた地方自治の現場をよく知る方ですから、語りにはひと味ちがった説得力があります。

市町村の自治は、それぞれ歴史や地勢的条件がみなちがいます。だからこそ地方自治なわけで、われわれは地方自治に共通する課題を念頭におき「ほかからも学ぶ」を大切にしつつ、やはり土台にするのは、「それぞれの特徴を活かして自分たちの頭で考えた政治」を進めることにあると常に私は思います。

元市役所職員、さらに全国の様々な自治体の事例を現場に足を運んで研究してきた氏の講演のなかからは、そうした点で学ぶべき内容がいくつかありました。

泉氏は市町村議員がよく読んでいる月刊誌「地方議会人」にも論説でよく登場する方です。氏なりの体験と政界通の立場から、先におこなわれた参議院選挙の各政党の得票と獲得議席分析などをふくめながら語り、とくに与党第一党のうごきや今後の人事、政治日程と政局の関係、れいわ新選組の比例票約230万得票と今後の動向などにかなりの比重をおいて語りました。

故川島正次郎氏(元自民党幹事長・副総裁)は、「政界一寸先は闇」といいましたが、その言葉をふと思い出しながら、氏の講演をお聴きしました。