予算案が内示、ネコヤナギ冬衣を脱ぐ

22日に開かれた議会の全員協議会で、平成31年度村会計予算案の概要が説明されました。よくいわれる「予算の内示」です。

明日も全員協議会が開かれる予定で、ここでは3月定例会議に提出される議案の説明が、予算案もふくめ詳しく行われます。一般会計の当初予算案総額は歳入歳出それぞれ32億9千万円。国保、介護、簡易水道、下水道など特別会計を含む全体の額は約45億9千万円となります。

▼週末から休日と朝の除雪なし日が続き、きのうは今年に入って最もおだやかな日和の一日でした。道で行き会う方々は「春だ」の言葉を交わし合える陽射しがつづきました。ひなたぼっこを兼ねながら雪寄せなど外仕事をしている人々の姿も見られました。

積雪の深さも日毎に下がっていて、家周りも雪のない範囲が少しずつひろがっています。集落前後の里山ではヒラ(底雪崩)の割れ目が何処にもあり、すでに雪崩落ちた斜面も各地に見られます。3月半ば過ぎまでまだ雪降りは時々あるでしょうが、豪雪のむらも春の扉が少しずつ開き始めています。

自宅前、なじみの川岸ではネコヤナギも冬の衣を脱ぎ始めています。私が学童の頃のむかし、ちょうど今頃から冬の川でのカジカ捕りに夢中になったことを思い出します。

川岸の石を起こしたり、一年でもっとも水量の少ない岸辺の流れを少しの幅でせき止め、小さな「川干し」をしてのカジカ捕りに心を躍らせたのです。雪深い川辺に見るネコヤナギ。それは、50数年ほどの遠い昔に私を誘ってくれる思い出のアルバムを開いた時のような風景です。