凍み大根も干し上がりへ

きのうは久しぶりに一時の陽射しもあり、今日は一年を二十四の節気に分けたうちのひとつ雨水の日です。実際のお天気も暦も春模様なので、きのうも記しましたように、私の心と体も厳寒へ備えるコートを脱いでいささか春の趣に傾きはじめています。

軒下に吊されている凍み大根もようやく仕上がりに近づいたようで軽くなり、陽射しの下、そよと吹く風でもたやすく揺れ動くようになっています。

一冬の間、雪との格闘でわが集落の人々を助けた命の用水路「おおへぎ・大堰(遠藤堰)」も、冬の最も大きな役割を終える頃が近づいています。

用水路のごみを取り除きにあがった我が家裏手の里山では、斜面から落ちた雪が「ゆぎだんごろ・雪だんごろ」となっています。降る雪、積もった雪が湿ってくるとよく見られる雪がつくる春の兆しです。これからは、豪雪の村らしい「春」のおとずれを感じられる人と自然の動きが日毎に増えてくるでしょう。