今冬五回目の本格雪下ろし

きのうはこの冬五回目の本格雪下ろし。「本格」というのは、マブ(雪庇)落としには幾度か屋根に上がり、そのついでに雪のたまる風下部分は何度も下ろしているからです。

早暁は予想もしなかった快晴。満月から少し欠けはじめたお月さんが西の空に、東の空にもひときわ目立つ2つの星が輝いています。それは大接近の金星と木星ということです。近いために大きく見える方が金星、遠いために小さく見える方が木星ということのようです。星2つにも手持ちのカメラをむけましたが、やはり三脚なしではムリ。2つの星の面影だけはわかるブレた光を載せておきます。

金星なら肉眼でもよく見えるので身近な星ですが、木星が肉眼で見えるということをこちらは知りませんでした。晴れの少ない雪国の寒中に、肉眼ですぐにわかる姿で2つの惑星が並んで見られて、きのうは除雪をしながら素敵な朝のひとときを過ごしました。雪下ろし後には、屋根からながめた景色に惚れてまたおなじみの成瀬川のほとりにも立ちました。

夜6時からは、22日午前9時に設置された村豪雪対策本部の初会議が急きょ開かれました。質疑のなかで出席の方からは「国道の除雪の行き届きが、昨年までより良くない」旨の発言もありました。技術的なことなら習熟すれば済むことですが、システムや体制の上で何か変化があってのことなのかということもありましたので、こちらも「道幅が常に確保されるという前提でいろんなことが成り立っているので、そのためにもしっかりした除雪対応が必要」の旨をのべました。

議会事務局提供

国道除雪では、ほかにも昨年に比べて「おかしいな?」と交通安全上気になっていることもあったので、今日、そのこともお伝えしておきました。事故などが起きてから、「あのとき、こうしておけばよかった」を極力避けるためにも、気づいていることはお互い出し合って、「雪害」を防ぎたいものです。

会議をしている間も重い雪が降り初め、強い冬型の気圧配置にまたなりました。会議では、関係機関のみなさんから「雪の壁が高くなって、交差点の見通しが悪いのでとくに注意を。国道の車の走行について、雪道なのでスピードには要注意を」、「灯油のホームタンク(配管)、ガスボンベ(配管)などの損傷も予想されるので注意を。(万が一の)火災時などの一般住宅の避難経路について、なるべく複数手段の確保を。消火栓の除排雪について、分署員、消防団員が行っているが、みなさんもご協力を。」などを旨とする発言がありました。

ところで、きのう積雪情報とアメダスのことを記しましたが、書き方が不十分でした。気象庁のアメダスが村には設置されていて、降雨量は観測されています。しかし、降雪量、積雪量が観測されていない(観測装置がない?)というのが実情のようです。