吹くは積もるは、たまげだ

厳冬の季節の村では、きのうと今日のような吹雪と猛烈雪降りに幾度か襲いかかられます

吹雪で道路は霞んで見えないか、時には視界ゼロで立ち止まり。役場の氷柱もまた急成長。家屋は吹雪にまぶれ、まるでブリザード荒れ狂う極地の基地建家みたいな姿になってしまいます。

今朝も重い雪がまたドッと重なりました。さすが寒中。こういうときは、できる限り外出をひかえ、荒れが収まるのをジッと待つのが賢明です。

大寒の日につくられた我が家の凍み大根。厳しい寒気は、村内の家々につるされた凍み大根を今年も甘くおいしい伝統食に仕上げてくれるでしょう。

凍み大根のことはさておき、雪国では、降るべき時に一定の雪が降らなければ困ります。寒の季節に最も厳しい寒気が流れ、降雪があるという前提ですべての暮らしや経営が成り立っているからです。「吹雪があってあたりまえ。なければ困る」と思えば、寒さでブルブルの気も少しは和らぐものです。

この一週間は寒気が続く模様です。今朝もグンと積雪がかさみましたから、雪害警戒部から豪雪対策本部の設置へも視野におかれるでしょう。一定量の積雪は必要だが、度が過ぎればその雪は「災害」へと連なります。雪のくに本番はこれから、警戒を怠りなく。