県林活議員連盟の総会

県内の県議会議員や市町村議会議員で構成される県林活議員連盟連絡協議会の総会がきのう秋田市内で開かれました。

副議長、産業建設常任委員長とともに出席、総会後の講演会も拝聴しました。

講演には、県農林水産部の眞城英一森林技監を講師としてお招き。森林環境税(仮称)と「新たな森林管理制度」について、今後われわれが留意すべき内容などをふくめ解説、助言をしてもらいました。

▼「29日夜からは再び里にも降雪」という予報が出ていたので、帰ってからの夕方近く、所用を果たしながらのついでに村内の集落そばにある林に立ち寄りました。

雪国で、初冬の季節に積雪がないという期間はそう長くはありません。林や野原の葉っぱと藪がなくなり、しかも雪はなしとなれば、野の生きものや冬の植物、キノコなどとのこの季節でなければできない特徴的な出会いがあるので、私にとってはとても貴重な日々なのです。きのう午後もそんな大切なひとときでした。

今回は、積もった初雪がいったん消えた後の雪のない野で、すでに真っ白な姿になっているノウサギを写すことでした。「自分は隠れているつもりだが、私からみれば、あれはノウサギ」と遠方からでもすぐにわかるその真っ白なノウサギを、土色を背景に撮影しておきたいというねらいでむかったのですが、それは空振りに終わりました。

ただ、野原を歩いていたら、落葉できれいになった林内にエノキタケと天然ナメコ、ムキタケが少々見られました。ほかの草木が落葉したなか、冬でも葉と茎の緑を失わない野のワサビがここは豊富で、キノコのまわりには天然ワサビの畑のような群生が目につきます。ふだんは野のワサビをほとんど食べず採りませんが、今回は少し摘み取って天然の辛みを楽しみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

野原には、大きなカネバチ(スズメバチの仲間)の巣も見られました。越冬する数匹の蜂がたいがいこういう巣の中には今もいるものです。今なら飛び出てくる危険はまったくないので怖くはありませんが、夏から秋の季節はちがいます。藪に覆われて見えない場所にこんなに大きな最強の毒蜂の巣があるのですから、山歩き、藪歩きはよくよく注意しなければなりません。なにしろ人の背丈より低い位置にあるのですから、用心用心です。でも、野と山を歩くのが趣味だと、いつか、こちらも痛い目に遭うかもしれません。痛い目程度で済めばいいですけれどもね。