NHKホールで町村議会議長全国大会

昨日、第62回の町村議会議長全国大会がNHKホールを会場に開かれました。

 

 

 

 

国会開会中でしたが、この日は両院とも本会議がなく、この大会に総理ご本人の出席は「2年ぶり」という主催者側のあいさつにあったように、首相をはじめ衆参両院議長、総務大臣などが来賓として出席されました。委員会などが開催されていて、国会議員全体の出席は例年より少なめでした。

大会は、全国926町村議会議長の総意を込めた「地方創生の実現をめざす」ための宣言、決議、特別決議と、それらにもとずく具体要望を確認・決定しました。

大会前日には、県出身与党国会議員との懇談会も行われ、大会にしめされる議案等が渡され、それらの内容などもふくめ意見交換がおこなわれました。国会対策などで出席できなかった代議士さんもおられました(代理出席)が、限られた時間のなか、率直な意見が交わし合われました。

私からは、町村議会についても市と同じような内容での選挙公営が早期に実現されるようご尽力願う(制度改正は議員立法なので)ことと、義務教育の充実に関連して、わが村(全国各地の市町村もおなじでしょうが)として「独自の予算措置」をしている施策がいくつかあるが、これらは全国の市町村に共通する課題でもあるので、国の手厚い支援策が必要である旨を申し上げました。

教育の「独自施策」については、義務教育だけでなく、中学生がほぼ全入となっている高校についてもいえることです。たとえばわが村は高校生通学費の8割を助成する施策をとっていますが、これも、少子化などもあり統合再編がすすむ過疎地の高校については、本来は全国的に都道府県や国としてもっと目をむけるべきところだと思われます。憲法26条をはじめ「教育は国の責務」ということも念頭にあったので、申し上げたところです。
都内滞在の2日間は弱い冬型のお天気。NHKホール近くの明治神宮の森と代々木公園は、初冬のあたたかな陽射しを受けながら過ごしている人々が多く、いつものことながら、冬期の太平洋側をうらやましく思ったりしながら原宿駅から会場にむかいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

途中、明治神宮入り口表参道で尺八の路上演奏をしている青年の音色を聴き、なかなかいい響きだったのでCDを買いもとめました。演奏する姿の写真(撮影の承諾を得ました)が、その青年で入江要介さんという方です。その道の世界では名の知られる若手演奏家の方のようで、以前テレビで視たような記憶もあります。今後の活躍を期待したいものです。

街頭での演奏、こういう積極姿勢に私は惹かれます。数年前に上野公園で街頭演奏を聴き買い求めたアンデスの音楽を奏でるマルカマシスのみなさんのCDは、いまも枕元で時々聴いています。人間、いずこでも、歩けばいろんな出会いがあるものですね。

代々木公園は、いつものようにバラの花がまだいくつか観られます。そばの池にはマガモやカルガモたちがいっぱい。狩猟シーズンになっても、猟場からはるか遠くで生きる都内中心部のカモたちは安全。マガモ(写真。夫妻かな?)がこんなにゆっくりと人のすぐそばで羽を休める姿を見られるのは、村ではできないことです。